貧乏性なのか何なのか、ただ旅行に行くなんてもったいないって思ってしまう傾向にあります。
せっかくなら、成長して帰りたいなと。
だから、今回も、シンガポールでバースフォトグラファーとして活躍しているKeidiにアポイントを取り、お話をうかがってきました。
突然の連絡(しかも、英語もままならない)にもかかわらず、快く受け入れてくれた彼女に、感謝の気持ちでいっぱいです。
わたしは、日本で、スクールカメラマン兼ブライダルカメラマンをしていました(現在進行形でもある)。
香港に来てからは、プレウェディングフォト・七五三フォト・ファミリーフォトなどにも幅を広げています。
そんなわたしが、今後挑戦していきたいのが、バースフォト、いわゆる、出産立会い撮影です。
これまで行なってきた仕事のほとんどは、企業からの業務委託なのですが、見事にバースフォトを取り入れている会社がなくて…
もうこれに関しては、自分自身でやっていくしかないなと思ったというわけです。
バースフォトを撮りたいという話をすると、意外や意外、8〜9割方の友人が「撮って欲しい」もしくは「撮って欲しかった」と言ってくれます。
1〜2割は、理性を失っている姿を見られるのなんて無理ってかんじかな。
写真に残したいかどうかは本人の希望だから、その希望どおりに選択していくのがベストだと思うけれど、日本や香港では、そもそもバースフォトへの認識がない気がします。
認識してないのだから、選択のしようもないよねー。
だから、出産という、人生の中でも最高にスペシャルなときを、写真に納めることができるってことを多くの人に知ってもらいたいなと思う。
シンガポールでは、バースフォトを希望する人もたくさんいるのだとか(自宅出産も多く、比較的撮影に制限がかからない環境とのこと)。
実際に、何組ものバースフォトの撮影を行なってきているKeidiも、出産はvery very very specialだと、目を輝かせながら話してくれました。
病院での出産が主流だとしても、日本や香港でバースフォトを当たり前にしていきたい。
だって、本当にスペシャルなんだもの。
下の写真は、帰りに立ち寄った、スリ・マリアマン寺院。
シンガポール最古のヒンドゥー教寺院だそうです。
カラフルな芸術的すぎる彫像に、心を奪われました。
シンガポールに来てよかったな、心の栄養をたっぷりもらった気がする。
愛のかたまりのような瞬間をたくさん写真に納めているKeidi、彼女自身も本当に愛に溢れた素敵な人でした。
今度は日本か香港で会う約束をして、シンガポールを後にしました。
location:Sri Mariamman Temple
camera:EOS 5D markⅢ