先日の一時帰国の際に、
「マリメッコ展」に足を運びました。
大ぶりなファブリックの柄に、
大胆かつシンプルな裁断とデザイン。
元々マリメッコが大好きなのですが、
この色彩豊かな世界観の中に身を置くと、
本当に心が躍り出しますー!
とてもとても迫力のある展示でした。
でも、ただファブリックや、
プロダクトデザインを見せたいだけではなく、
そこに込められた、マリメッコの歴史、
特に、「女性解放の歴史」を強く感じるものでした。
マリメッコは、
女性のデザイナーを多く起用したことで有名です。
そのデザイナーの一人である、
ヴオッコ・エスコリン-ヌルメスニエミ(絶対に名前覚えられない、笑)は、
展示会で流れるムービーの中で、
こんなニュアンスのことを言っていました。
「コルセットで締めつけられた、
当時のフィンランドの女性たちの体を解放したかった」
「もう女性だからといって、体の曲線を意識する必要はない」
彼女が言う、女性解放は、
物理的な意味だけでなく、精神的な意味も含まれていました。
これが、1950年代のこと。
今も、わたしの周りでは、
「女性を自由に」とか「女性だって自分らしく」とか、
そんな声をたくさん聞きますが、
もうそれはそれはずっと昔から、
同じようなことが言われて続けているのだなと感じたのです。
女性にとって、
ライフスタイルの選択というのは、
永遠のテーマであり、
永遠に変化の途中なのかもしれません。
ただ、確実に、先人たちによって、
選択できるライフスタイルの幅は広がってきているし、
発言だってしやすいうえに、
大切に扱われるようになってきている。
こうして、国連が、
「国際女性デー」を設けていることからも見てとれます。
(実は、「国際男性デー」もある!)
先人たちが築き上げてくれた環境に感謝するとともに、
今の時代、性別に関わらず、
本来はみんな自由なのだなと、改めて認識するのでありました。
そのことに気づき、
選択していくかどうかは、
女性云々ではなく、個人の問題なのだと思います。
ちなみに、3月8日は「さやの日」でもありました!
わたし(さやといいます)、おめでとう、笑。