前回のつづきのその前に、

昨日が中秋節だったので、その話題を!

 

香港の人たちは、年間行事をかなり大切にしていて、

事あるごとに、街を挙げて盛り上がるのですが、

中でも、個人的に大好きだったのが、この中秋節。

 

8年ぶりに満月の日と重なったとのことで、

日本でも、至るところで話題になっていましたね。

 

月餅が好きというのも大きいけれど、

それ以上に、中秋節のコンセプトが好き♡

 

 

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家族や友人や恋人だけではなく、距離を超えて、

時には千年の時すらも越えて、誰かが、どこかで、

地上に生まれた全ての人が、同じ月を見ている。

 

繋がっている、繋がっていく。

 

そんな事に思いを馳せながら、月を愛で、

この夜が平和であることに感謝しつつ、

満ち足りた思いで月餅をいただくのが中秋です。

 

大切な誰かと一緒に、同じ月を見ながら、

月餅を分け合って食べる幸せは、中秋ならではのものです。

 

家族揃っての団欒でいただく月餅は格別ですが、

たとえどんなに遠くに離れていても、

想いは月を通じて、空間も時間をも超えて、

愛する誰かの元に飛んで行きます。

 

ここにいない人、もう会えなくなった人の分も切り分けて

そんな月餅を食べながら過ごす中秋の夜には、

様々な奇跡があなたを待っていることでしょう。

 

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「聘珍樓(ヘイチンロウ)」のホームページより引用。

 

 

2年前に行った、ヴィクトリアパークのランタンフェスティバル♡
残念ながら、昨日は、お月様が見えなかった。

 

 

香港が大好きだったので、日本に帰国して以来、

一度も「香港に戻りたい」と思わない自分に、

自分自身でもすごくびっくりしていたのですが、

 

香港のお友達が開いてくれた月餅パーティーに、

オンラインで参加させてもらったとき、

 

そんなふうに距離を超えて繋がれたことが、

中秋節のコンセプトとぴったりと重なって、

 

何だかとっても込み上げてくるものがありました。

 

 

おばあちゃん♡
緊急事態宣言中は、窓を開けて話すことができません。
耳の遠いおばあちゃんとの窓越しの会話は難しい、涙。

 

 

特に、今は、コロナウイルスによる行動制限もあって、

物理的距離は近いのに、随分と遠くに感じてしまうことも多くって、

 

そんな中でも、「ちゃんと繋がっているんだ」ということを

再確認することのできる中秋節って、なんて有難く、

素敵な存在なのだろうと、改めて大好きになったのでした。

 

 

また制限なく行き来したり、動いたりできるときがやってきても、

肌と肌で触れ合うことや、実際に声を届け合えることが、

こんなにも幸せで、大きな喜びであることを

しっかりと覚えていられる、わたしで在りたい。