映画を観ました(日本で)。
「エゴン・シーレ 死と乙女」という映画です。
エゴン・シーレは、
1890年から1900年初めを生きた、オーストリアの画家。
そして、この映画は、彼の半生を描いたもの。
シーレを演じていた俳優さんが、
めちゃくちゃ端正な容姿をされていたことも相まって、
かなり美しい仕上がりになっていました。
でも、タイトルどおり、
「この人、こんなに美しかったっけ?」
と思った。
シーレの絵を見たことのある方には共感いただけると思うのですが、
もっと狂気というか、破滅的というか、
何枚も見るのには覚悟がいるような、
少々、いや、かなり重い作品が多いのです。
だけど、この映画を通して見ると、
もっとライトな心持ちで、彼の作品を見られるようになる…
それは、俳優さんの見た目云々だけではなく、
描かれ方も非常に美しいからで、
もしかしたら、実際にシーレの絵から感じる感覚とのギャップはあるかもしれないけれど、
映画としてはとても綺麗で、かなりおすすめです!
シーレ自身は、まさに天才と変態は紙一重のような人だけれど、
彼から(映画から)伝わってくることは、
実は、とても普遍的なことのような気がします。
● 何かを突き詰めると、結局は、
「愛」とか「命」とか「性」に辿り着くのだということ
● 縛り付けるのではなく、解放しようとすることで、
愛で繋がることができるということ
香港では、映画や美術館にはあまり行かないので、
日本滞在中に、芸術に触れる時間をたっぷり取ることができて、
とても心が満たされました。
隣に写っている「マリメッコ展」にも、
ほかの個展にも足を運んだので、
また感じたことをつらつら書いてみようと思います。
完全に趣味の投稿。
長いのに、最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました:)