40歳になりました!
30代から40代になった。
誕生日を迎える前は、きっともっと感慨深いものがあるのだろうと想像するけど、
迎えてしまうと、予想以上にあっさりしているもので。
それは、いつだってそう。
家族の誕生日にだって、毎度同じことを思う。
「あぁ、30代だ」
「あぁ、40代だ」
「あぁ、誕生日だ」
「あぁ、◯歳になった」
そんなふうにやっているのは頭だけで、実際は、ただ今日という日を生きている。
ただただ今日の自分を生きている。
それだけ、その積み重ねなだけ。
だから、いつも掴みどころがないと感じるんだな。
まさに楽園のAmanpuri!
ここで過ごした誕生日が、本当に本当に幸せだった!
だからと言って、20代と同じじゃない。
30代と同じわけじゃない。
肉体は、ちゃんと老いていっている。
38歳になったあたりから、体力が低下したと感じることが多くなった。
39歳になったあたりからは、ホルモンバランスの変化についていけなくなったのか、
半年ほどずっと体調の優れない日が続いた。
このとき、以前の状態をよしとして、またそこに自分を持っていこうとすると苦しい。
もちろん健やかに過ごす努力はするけれど、以前のように体がついていかなくても、
そんな今を受け入れて、OKとして生きていきたい。
人間が作った節目に、自然が合っているんじゃない。
自然に合わせて、人が節目を作ったのだ。
だから、40歳前後で感じる体に関するあれやこれやも、やっぱり自然なことなのだな。
自然に身を任せると、とても気持ちいい。
1ヵ月ほど前に、上皇后・美智子様のこんなお言葉を拝見した。
それは、
今までできていたことは「授かって」いたもの
それができなくなったことは「お返し」したもの
というお言葉。
昔のようにピアノが弾けなくなったことについて言及されてのお言葉だったみたいだけど、
4年近く前のニュースなのに、このタイミングで触れられた意味も大きいように思う。
なくなったと嘆く前に、与えられていたことに感謝したい。
そして、今まさに与えられていることに目を向けたい。
そうやって、ただ今日の自分を生きてゆきたい。
命を与えてくれた両親、祖父母、ご先祖様にありがとう。
ここまで生かしてもらえたことにありがとう。
彼と出会い、息子へと命を繋げたことにありがとう。
ここまで生きてきた自分自身にありがとう。