最近、「純度」というものを意識することが多い。
昔、「まじかる☆タルるートくん」というアニメがやっていたのですが、
ご存知でしょうか?
ベースの設定は、こんなかんじ。
主人公のタルるートくんは、魔法使い。
もう一人の主人公・江戸城本丸(えどじょうほんまる)は、
穏やかでお人好しだが、
学業成績はクラスの最下層で、運動も苦手。
いつもタルるートくんの魔法で調子にのって、しっぺ返しを喰らっている。
うろ覚えではあるのだけれど、
すごく印象に残っている回がある。
確か、本丸が、タルるートくんに、
「みんなに認められたい」みたいなお願いをするんです。
そしたら、頭の上に花が咲くみたいな魔法をかけてくれて
(言葉にすると訳のわからない設定だけど、笑)、
その花を見た人は、
本丸のことを誉めてくれたり、慕ってくれるようになる。
花が大きければ大きいほど、その効果も大きくて、
肝心な花を大きくする方法は、よい行ないをすること。
本丸も最初はせっせとよい行ないをして、
がんばって花を大きくして、
周りのみんなもそれを見て、誉めてくれたり、慕ってくれた。
でも、ここで、調子にのってしまうんですね。
こんなに大きな花を咲かせられるぼくなんだから、
「もっと慕えよ」「もっと言うこと聞けよ」
みたいな気持ちが出てきちゃう。
ある日、頭の上の花を見てみたら、
とーーーっても大きく成長はしていたのだけど、
腐ってしまっていて、悪臭を放っていた。
それは、みんなも近づけないほどに…
こんなエピソードでした。
わたしは、ここから、
言葉や振舞いに乗せる気持ちの、強さや大きさも大事だけれど、
それと同じくらい、いや、それ以上に、
「純度」
が大事だなと思ったのでした。
(小学生くらいだったけどな、笑。)
前置きが長くなりましたが、
先日の一時帰国の際に、新宿御苑で撮影した、
育児セラピストのいとう あおいさん。
彼女には、そんな心の純度みたいなものを感じていて、
撮影するのをとても楽しみにしていたのです。
赤ちゃんのことが純粋に好きで、
困っているママたちを純粋に救いたくて、
育児セラピストをやられてるんだなー!
わたしも、高純度の心でシャッターをきろうと、
改めて思わせてもらったのでした。
location:Shinjuku gyoen / Japan
camera:EOS 5D markⅢ