以前にこちらのブログでも書いたとおり、
今年の4月から香港で一人暮らしを始めました。
猫2匹も一緒だよ♡
今年のうちに、
香港での物件探しについて書いておこうと、
只今、パソコンの前に向かっています。
いわゆる駐妻だった、わたし。
5年くらいは香港にいるだろうと
のほほんとしておりましたが、
まさかの予定よりも
2年も早い帰任を命じられてしまうという…
香港を離れるのがつらすぎて、
何度、夢であってくれ!と願ったことか。
しかし、何度願ったところで、
現実に変わりはなく、
わたしの力では覆すことはできそうになかった…
そこで、2匹の猫とともに、
香港に残る決断をしました。
完全にわたしの準備不足が原因なので、書くのも憚られますが…
猫たちの狂犬病のワクチンを打っておらず、
すぐに日本へ入国させることができなかったという理由もある。
猫たちがすでにワクチン接種済だったら、また違う未来だったかもしれません。
さてさて、忘れもしない、
引っ越しのリミットが4/27(金)。
1週間前になっても
引っ越し先が決まっていないという、
ヒヤヒヤものの物件探しでした。
将来どなたかの
お役に立てることもあると思うので、
今住んでいる物件に
出合うまでの流れを書いておきます。
① 2018年1月頃
日系の不動産屋さんにコンタクト
>> 敢えなく撃沈(高すぎる!)。
↓
② 2018年2月頃
ネットで見つけた日本語可の大家さんにコンタクト
>> 日本語可とは言うものの全然日本語できず、
そもそも英語でも何言ってるかわからない、笑。
↓
③ 2018年3月頃
途中、詐欺に遭いそうになる
>> ネットでの出合いに見切りをつける。
↓
④ 2018年4月頃
とにかくローカルの不動産屋さんに飛び込む
>> 本気を見せれば、皆さんの対応は優しい、涙。
↓
⑤ 無事契約に至る
わたしの収入から考えて、
月のバジェットは10,000HKDが限界。
可能であれば、8,000HKDくらいで
見つけたいというのが本音でした。
全然可能じゃなかったけど、汗。
駐妻中にも一度、
引っ越しを経験していたので、
そのときの担当者さんに聞いてみたものの、
高すぎて無理〜。
わかってはいましたけれどっ、
現実を突きつけられて、
凹むというより笑えてきちゃったよ、もう。
「だよね〜」ってな、笑。
今思えば、
早々にローカルの不動産屋さんに
飛び込んでしまえばよかったけれど、
当時は、言葉の壁や、漠然とした不安があって、
避けて避けて通っていました。
だから、ネットで見つけた、
「日本語可」の大家さんに飛びついた!
しかしだ、
この大家さんが何言ってるかわからない、笑。
まず、日本語は話せません。
英語でも何言ってるかわかりません。
でも、デッドラインも迫ってきていたので、
ここで決めてしまおうと、
契約書を見せてもらったけれど、
なぜか入居時も退去時も、
清掃代という訳のわからない費用が徴収される。
選択の余地はなく、必須です!
安ければ、まぁいいが、確か2,000HKDした、爆。
しかも、友達が泊まりに来たときにも
支払いが必要といったような記載まである…はて?
念のため、広東語の先生に、
契約書を翻訳してもらって発覚したこと。
その節は、止めにかかってくださり、ありがとうございました♡
このとき、2つの教訓を得た。
勢いも大事だけど、
勢いだけじゃダメなのこともある!
ということと、
初対面のときに感じた空気感を信じよう!
ということ。
担当者さんや大家さんとのファーストコンタクトで、
何とな〜くだけど、この契約が上手くいくかどうかってわかる。
この直感は、大体合っていることが多い。
そういえば、これって撮影にも当てはまる!
っつっても、
この後、騙されるんだけどね、涙。
意固地なわたしは、
この後もネットでの物件探しを継続。
尖沙咀周辺がよかったけれど、
この際、エリアになんてこだわってられない!と、
エリアを絞らずに探してみました。
すると、なんと!
ミッドレベルにめっちゃ素敵な物件が!
皆さん憧れのミッドレベルですよ〜、笑。
しかも、交渉したら、
10,000HKDにしてくれた〜。
運命の出合いにときめいて、
そそくさと内見とお支払いの準備。
大家さんはイギリスに住んでいるので、
Airbnbを通じて半年分の支払いをしたら、
鍵と書類を送るから、内見してとのこと。
もし気に入らなければ、
Airbnbを通してキャンセルすれば、
支払いも取り消されるという流れ。
このあたりからすでにプンプン臭いますが、
何か問題が発生したとしても、
Airbnbを通しているから大丈夫!と変な自信があり、
リンク先のサイト(Airbnb)を通じて、
クレジットカードで支払いを行なった。
しかし、何度試してもエラーが出てしまう。
限度額の問題か?!とも思ったが、そうではない。
その旨、大家さんに連絡を入れると、
海外送金してと言われる。
ここでやっとこ、
本格的に詐欺を疑い始める。
遅いというツッコミは置いておいて、涙。
そしたら、Airbnbだからと、
すっかり安心していたサイトが、
偽物だったーーー、爆。
「上げて、落とされる」とはこのことね、
と、これまた深い?学びとなりました。
そうじゃないだろ、「美味しい話に飛びつくな」だろ。
相場との乖離が激しい場合は、
本当に要注意です!
これを機に、
ネットに頼るにはやめようと決め、
意を決して、
ローカルの不動産屋さん巡りを始めます。
山ほどある不動産屋…
ここ!と決めて行くのはなかなか難しいので、
一先ず、店舗の前を通ったら、
ウィンドウに貼られている
大量の物件情報にサッと目を通し、
気になったところがあったら、
WhatsAppで連絡を入れます。
大体やり取りはWhatsApp!
しかし、ここは香港、
1回メッセージを送ったところで
返事はきません、笑。
本気で探していると伝わらないと、
基本無視を決め込まれます、笑。
だから、返信がこなかったら、
再度「マジで探してる」旨の
メッセージを送ってください。
4軒ほどコンタクトを取りましたが、
本当に鬼気迫っていたこともあり、
二度目のメッセージを送ると、
皆様、ちゃーーーんと返信をくださいました。
そして、やり取りはそっけないけど、
結構親身になってくれる。
その姿勢にとても救われました。
たーだー、わたしの予算では、
なかなか納得のいく物件が見つからない、涙。
物件はあるのだ。
でも、わたし、
この手のタイプのお部屋はどうしても無理!
贅沢だと言われようが、
シャワーの度に、
毎回便器がびしょ濡れっていやだーーー。
しかも、信じられないが、
このレベルの部屋でも
10,000HKDでは借りられない。
日本円にして20万円弱か…
東京なら、もっといい家住めるぞ…
とか、心が折れそうになる。
もうダメかも…
一先ず、物件見つかるまで、
友達のおうちにお世話になるしかないかも…
でも、ここで一瞬たりとも、
日本に帰るという選択肢は浮かばなかった。
それくらい強く香港に残りたかったみたい。
そんなふうに諦めかけたデッドライン1週間前、
佐敦にある「金聲物業(Kam Sing Property Ltd)」という、
いかにも縁起のよさそうな?、
金ピカの看板の不動産屋さんで、
本当の本当の運命の出合いを果たしたのです!!!
今度は騙されてないYO。
担当者は會さん。
例に違わず、
ウィンドウで見つけた物件の写メを、
會さんのWhatsApp送り、
返信を催促し、本気を見せつけ、笑、
見事内見の機会を得たのです。
香港の物件は流動性が激しいので、
ウィンドウやネット上に出ていても、
すでに借り手が見つかっている場合も多い。
マンションの入口に立った瞬間、
ここだ!って感じた。
お部屋を見せてもらって、
それが確信に変わる。
新築で、管理人さん24時間常駐、
お手洗いとシャワールームが
セパレートってだけでも有難いのに、
更に、1ベッドルームという贅沢さ。
會さん、めちゃくちゃ仕事ができる方で、
すぐにオーナーさんに価格交渉してくれて、
11,500HKDだった家賃を、
予算内まで下げてくれました。
そのとき、「日本人だから!」
って必死でアピールしてくれてて、
このときほど、日本人でよかったと
思ったことはないかもしれない。
日本人は部屋を綺麗に使ってくれるとの理由から、
大家さんに喜ばれることが多いです。
まっ、即決した後に、
家の中に洗濯機がないことに気づいたんだが、
コインランドリーや洗衣店* も多いエリアなので、
無・問・題!
時々、めんどくさいけど。
* 洗衣店=クリーニング屋さん。日本のそれとは違い、
日常使いの洋服たちも洗濯・乾燥・(簡単な)たたみまで行なってくれる。
料金は、洗濯物の量(重さ)によって決まる。
家が狭い、湿度が高い香港では、こちらにお世話になっている方も多い。
これは、前のブログにも書いたけれど、
最終的に金聲物業で決めたわけですが、
他にコンタクトを取っていた
不動産屋さんにその旨を報告すると、
「どこの物件?月いくら?」
と、もちろん挨拶かの如く聞かれた後には、
「すごいいい物件を見つけたね!
Congratulations!」
と、揃いも揃っておめでとうと言ってくれました。
物件が見つかったことは、
もちろんものすごく嬉しかったけれど、
香港の皆さんの優しさに触れられたことが、
その嬉しさを倍増させてくれました♡
いい経験だったかな。
何事も終わってしまえば、
そんなものなのかも。
もし次に物件を探す必要があったら、
もっと器用に効率よく、
そして、騙されることなく、笑、
よいところを見つけられそうな気がする。
おかげさまで、
楽しい香港ライフを継続中です。
長ーーーい文章、
最後までお付き合いくださり、
ありがとうございました♡
金聲物業(Kam Sing Property Ltd)
住所:Shop B, 40-44 Bowring St., TST
電話&WhatsApp:(852)5498-2863(會さん)
フェイスブック:@kamsingproperty