フランスの地方を巡るシリーズです!!!
09:00 パリ市内発
>> 田舎道をドライブしながらジヴェルニーへ ← 今日はここ!
>> モネの家見学
>> ジヴェルニーでランチ
13:30 ジヴェルニー発
>> レ=ザンドリ経由でオンフルールへ
16:00 オンフルール着
>> オンフルール散策
17:30 オンフルール発
18:00 ドーヴィル着
19:30 ディナー「Le Jardin」
>> ドーヴィル泊
朝9:00にパリを出発して、
一路ノルマンディー地方のジヴェルニー(Giverny)へ。
目的は、「モネの家」です!!!
普段は、割と強い色味の現代アートに惹かれることが多くて、
積極的に「印象派」の作品を見ることはありませんでした。
でも、せっかくフランスに行くなら、
モネの家には行っておきたいなぁと、
半ばミーハー心でジヴェルニー行きを決めたのです。
でも、これが本当によかった!!!
そう、もうね、パリを離れたあたりからずっと、
「モネの色だ」
「モネの光だ」
そう思ってたんですよね。
アジアのそれとは全然違うの。
上手く言葉にできないんだけど、
優しくて、柔らかくて、輪郭がぼやっとしたような。
「あっ!わたし、この景色見たことある!」
そう、モネの画を通して、この景色を見ていたんだった。
そのことに、じんわりと感動したのです。
今度は、一方的に見ているだけではなくて、
その景色の中に自分がいるんだから。
「印象派」と呼ばれる芸術運動は、
1872年に制作された、
モネの『印象・日の出』に由来するのだけど、
歴史的・宗教的・肖像画などのこれまでの流れから全く外れた、
日常的な風景画であったために、
最初はちょっと皮肉を込めた呼ばれ方だったみたい。
『印象・日の出』(参照:Wikipedia『クロード・モネ』)
わたしも、あまりおもしろみがないというか、
ぼんやりと摑みどころがないかんじがして、
今まで、そこまで興味の対象にならなかった。
つまり、あんまり好みの画ではなかったのです。
でもね、こうして画を通して見ていた
色や光の中に身を置いてみると、
何ともいえない恍惚感があるのでした。
モネの生きた時代と、今、わたしが生きる時代は全く違うし、
もちろん同じ日など一日たりともないのだから、実質的には、
全く同じ風景が目の前に広がっているわけではないのだけど、
モネが絵画を通して伝えたかったことって、
その限られたカンバスの中の動かぬ一瞬ではなくて、
「この変化の美しさなんだろうな〜」
と感じ取れたからこその恍惚感なのです。
パリからジヴェルニーまでは、車で約1時間30分。
その途中のヴェトゥイユ(Vétheuil)という街に、
モネが自分のファミリーと、
パトロンであったオシュデ家のファミリーと、
総勢12人で暮らしていた、小さな小さなおうちがあって、
今回、ドライバー兼ガイドをお願いした、
「パリランデヴー」の大沢さんが立ち寄ってくださいました。
工事をしておりました〜
実は、ずっとモネを支えていた、パリで百貨店を経営する実業家で、
美術評論家のエルネスト・オシュデが、経営難により破産(1877年)。
家族みんなでモネを頼って、
この小さな小さなおうちへ移り住んだのでした。
エルネストと、モネの妻・カミーユの死後、
エルネストの元妻・アリスと、モネは再婚するのだけど。
ただ、そこには、現代でいうところの
ゴシップ系週刊誌的な空気は一切なく、
なるべくしてなった温かみみたいなものがある。
この小さな家も少しだけ覗かせてもらったのだけど、
二つの家族が身を寄せ合って暮らした、
優しくて温かい空気を感じました〜。
こういったモネの生涯についても、
ジヴェルニーに向かう道のりで、
大沢さんが詳しく説明してくれました。
団体ツアーだったら、
きっと素通りしてしまいそうな場所にも、
大沢さんのセンスで所々立ち寄ってくださって、
「モネの家」に到着するまでの間も大充実!!!
モネの画にもよく登場するセーヌ川だったり…
セーヌ川
『ジヴェルニー近郊のセーヌ川の朝』
フランスで最も美しい街の一つと言われている、
ラ・ロシュ・ギヨン(La Roche-Guyon)だったり…
セーヌ川を背にして望む、
「ラ・ロシュ・ギヨン城 (Château de La Roche-Guyon)」
今回は入らなかったけれど、
「ラ・ロシュ・ギヨン城」には入ることができます!
フランスは、地方によって、建物の特徴が違うようで、
ノルマンディー地方は、石灰岩でできた建物が多いみたい。
このお城も然り、周辺のおうちなんかも然り〜。
これは、それぞれその土地で多くとれる
材料を使って建てられているからなのだそう!!!
ふふふ♡
何だか長くなってしまったので、
ジヴェルニーの「モネの家」については、
また次回のお楽しみにします♡
画で見る風景の素晴らしさ、
実際にその画家が生きた場所に行ってみる素晴らしさ、
優劣なんてないけれど、
後者の、この身をもって感じられることの数々に、
感動とか、心が動くとかって、
このことか!とまざまざと感じ、
長い長い感動のループに浸るのでした。
ヴェトゥイユの「モネの家」(La maison où Claude Monet vécut à Vétheuil)
住所:16 Avenue Claude Monet, 95510 Vétheuil, France
電話:(33)6-7012-7330
ウェブ:http://escale-chez-un-impressionniste.com/
地図:https://g.page/MaisonMonetVetheuil?share
ラ・ロシュ・ギヨン城 (Château de La Roche-Guyon)
住所:1 Rue de l’Audience, 95780 La Roche-Guyon, France
電話:(33)1-3479-7442
ウェブ:https://www.chateaudelarocheguyon.fr/
地図:https://goo.gl/maps/HsAV5Lcyiv1i5wBu7
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