学生の頃からお世話になっている美容院があるのだけど、
何せちょっと遠いもので、メンテナンスが間に合わず、
「地元でも通えるところを見つけたい」と思っていたら、
たまたま実家から新居へ引越しをするときに、
素敵な外観の美容院を見つけて、先日、お邪魔してみました♡
息子の離乳食が始まり、離乳食作りは楽しいのだけど、
自分の食事がままならなくなり、「どうにかならないものか」と思っていたら、
以前に紹介してもらった、家事育児サポート業者さんを思い出し、
連絡を取ったところ、お料理をしに通っていただけることになりました♡
そんなこんなで、地元で、いくつか新しい出会いがあり、
ここに戻ってくることになるまでの経緯を話すことが続いたのだけど、
その話をする度に、涙が出そうになってたまらなかった。
こーーーんなにたくさん作ってくださいました♡
子どもが1歳になるまで、市から助成が受けられるのも有難いです!
(参照:『富士宮市子育て応援ヘルパー等派遣事業』)
本当は、香港から直接シンガポールに行く予定でした。
でも、コロナの影響もあり、スムーズに入国できず、
彼も家族も(香港に)いない状況で、子育てしていく先が見えなかったのと、
ちょうどそんなタイミングで、シンガポール行きのために進めていた猫たちの輸送準備が、
日本入国の条件を満たしたので、帰国することに決めました。
こちらのブログでも、以前にちらっと触れているけれど、
自分で戻ることを決めたものの、若干、いや、かなり不本意な気持ちが強く、
「すぐにまた海外に行くんだから!」
「ここは、わたしの居場所じゃないから!」
しばらくは、こんな思いでいっぱいだった。
静岡県富士宮市という、富士山麓の町で育った、わたし。
都会への憧れは強く、ずっと「こんな田舎!」と思っていました。
大学入学と同時に東京へ出てからも、その思いは変わらず、
更に大都会の香港で暮らしてからは、海外生活という刺激も相まって、
その思いが「日本なんて(遅れている)!」という規模に膨らんでいった。
そうなっていくと、地元のことなんて、
「こんなショボいところ」
「こんなつまらないところ」
「視野の狭い人ばっかりのところ」
「古い常識に囚われているところ」
「ど田舎で、ちんけで、パッとしないところ」
と、地元に身を置きながらも、気持ちは全くここになかった。
茹でたブロッコリーをこっそりつまみ食いしてた、笑。
でも、ふとした瞬間に、気づいたんですよね。
「見ていないのは、おまえだ!!!」って。
ここにある素晴らしさを見ていないのは、おまえだ。
ここにある美しさを見ていないのは、おまえだ。
ここに全てがあるのに、見ようとしていないのは、おまえだ。
刻一刻と表情を変える雄大な富士山を毎日拝める、贅沢。
空気も水も綺麗で、自然に恵まれた環境を堪能できる、豊かさ。
両親の近くで、安心して子育てができる、有難さ。
いつでも力になってくれる姉や親戚たちまで近くにいる、心強さ。
今まで知らなかった地元の「素敵!」や「美味しい!」を発見できる、楽しさ。
最初っから、みんなみーーーんなあったのに、
「ショボい!」「ちんけだ!」「パッとしない!」と言って、
見ていなかったのは、わたしの方だった。
その
「最初っから、全部あったんだーーー!!!」
と気づいたときの衝撃を思い出すと、いっつも泣きそうになる。
きっと、ずっと与えられていたのに、気づけなかった申し訳なさと、
それでも、ずっとずーーーっと与え続けられていたことへの感謝と、
これ以上、取りこぼさずに済んでよかったという安堵のような気持ちで、
胸の中がぐちゃぐちゃになるからなんだと思う。
「今、ここ」にいることの大切さなんて、十分わかっていたはずなんだけど、
今回のことで、ようやーーーく目が開けたような気がします。
それからというもの、
「いつかここを去る、わたし」
「いつか海外に行く、わたし」
「ここにいない、わたし」
を生きるんじゃなくて、
「しっかりとここで生きる、わたし」
として存在できるようになった。
わたしは、それが、とても嬉しい♡
メリークリスマスイブ♡
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