わたしは、これまで香港に住んでいて、昨年の夏に帰国したんだけど、
帰ってきてからというもの、父と激しくぶつかってばかりいました。
まぁ、海外に行ったと思ったら、離婚して、
その後、子どもができたのはいいが、その相手とは結婚せず、
いきなり乳飲み子と猫2匹を連れて帰ってきた…
となれば、いろいろ言いたい気持ちはわかる。
そして、何より父の癇に障るであろうことは、
そんな常識知らず(わたしのことな!)のくせに、
のほほーーーんと幸せそうに生きている…
という部分だと思う。
だから、事あるごとに、
「おまえは、もっと苦労しなくちゃいけない!」
「子どもを育てるっていうのは、もっと大変なことなんだよ!」
と言ってきます。
今年のクリスマスケーキは、
Raw Soukのローケーキにしました♡
忘れもしない、今年の7月。
甥っ子のバースデーのお祝いで、姉のうちに集まったとき、
妊娠中の従弟のお嫁さんも来ていて、育児の話になったのをきっかけに、
再び父のスイッチが入ってしまいました。
これから生まれてくる赤ちゃんのことなんかを楽しく話しているのに、
その雰囲気を無視して、いちいちわたしにふっかけてくるかんじ。
それがもう最高にウザくて、めんどくさくて、軽くあしらっていたら…
キレた!!!
父が激ギレしました!!!
わたしの頬を叩き、「死ねーーー!」と叫んで去っていったんです。
(本人は酔っ払っていたので、覚えているか定かではないが。)
このときは、まだ知らない。
この後、父と大喧嘩になることを、笑。
このときのわたしの胸中はというと、
「マジで空気読めないやつだな」
「自分の常識押しつけてくんのいい加減にしろ」
「その前に、ちゃんと空気読め」
「常識なんてあってないようなもんなんだよ」
「いろんな考え方があんだよ」
「自分の正解ばっか語んな」
「あんたとわたしは一緒じゃねぇんだよ」
「ってか、酒に飲まれてることに気づけ」
「っつーか、おまえが死ね」
せっかく楽しく話しているのに、台無しにされたようで嫌だったし、
みんなの前でキレられたのが、すごく気まずかったし、
帰国して一年、父の言動に精神を蝕まれていくような気がしていて、
本当ーーーにいい加減にして欲しかった。
「なんでこんな人が実の父なんだろう…」
しばらくは、怒りやら、落胆やら、失望やら、
何ともつかないぐちゃぐちゃした気持ちでいっぱいでした。
だけどね、しばらく経って冷静になったとき、
わたしは、すごく大事なことにはたと気づいたんです。
そう、父が、わたしに変わることを望んでいる(ように見える)ように、
わたしも、父に変わることを求めていたことに。
父とわたし、「考え方」は違えど、
「在り方」は同じだったんだわーーー!!!
これに気づいたときの衝撃たるや凄まじくて、
大袈裟ではなく、本当に膝から崩れ落ちるような感覚がした。
イブ当日、奇跡的に手に入れることができた、
てまり茶屋さんの米粉ロールケーキ!
2つ目のクリスマスケーキとしてお迎えしました!
あんなに父のことを否定しまくっていたのに、
「自分こそ正しい」
「だから、相手を変えてやろう」
そんな在り方は全く一緒だった。
そして、この瞬間、
「そのまんまでいいや」
「お父さんは、そのまんまでいい」
「変わらなくたっていい」
って、心の底から思えたんですよね。
もちろん父の態度を肯定できるわけではないし、
嫌なもんは嫌なんだけど、別にそのまんまで構わないやって。
そうしたら、あんなに頻繁にぶつかっていたのが嘘かのように、
不思議と言い争いになることがなくなったんです。
別に避けているわけでも、気をつけているわけでもないのに。
ただ自然にしているだけなのに。
もう少しだけ続きます♪