先日、藤井 風氏のライブで横浜アリーナに行ってきた。
一昨年の秋頃だったかなぁ、YouTubeを開く度に流れてきたホンダのCM。
そのCMに起用されていた曲が頭から離れず、調べてみたところ、
藤井 風という人が歌う「きらり」という曲だとわかった。
これが、わたしがこの歌い手を知ったきっかけ。
その後、CMをカットするためにYouTube Premiumに切り替えたのだけど、
こんな素敵な出会いもあったのだから、CMもバカにしたものではない。
(だがしかし、YouTube Premiumは最高だ!)
CMはこれ☝︎
話を戻して、ライブ当日。
会場から程近いホテルにチェックインして、開演直前に向かった。
会場の目の前に大きな歩道橋があるのだけど、
その歩道橋を渡りながら、過去に何度もここを通ったことを思い出した。
残念ながら、誰の何のライブだったかは一つも思い出せないんだけど、
毎回、あまり心地よくない気持ちを味わいながら、
歩道橋の上を歩いていたことだけは鮮明に覚えている。
そして、
「そのときと今とでは、全く心持ちが違う」
ハッキリとそう感じた。
キャプションにする言葉が見つからない。
そのくらい凄まじい感動だった。
会社勤めをしていた頃、ライブにばかり行っていた時期がある。
多いときは毎週、何かしらのライブが入っていた。
楽しかった!
興奮した!
ただ、思い返してみると、当時のわたしは、
そんな楽しみでもないとやっていけないくらい、
日常をつまらないものと思って生きていた。
「こんなにつまらない日々も、
ライブという楽しみがあるから生きていける」
半ば本気で思っていたような気がする。
だから、特に(ライブの)帰り道に歩くその歩道橋は、
意に反してぐいぐいと現実に引き戻されていく通路のようで、
ライブ中の高揚感とは裏腹に、どこか沈む気持ちでいっぱいだった。
その沈む気持ちをどうにか持ち上げるために、次のライブが必要なわけで。
完全に楽しさは外から与えられるものだと思ってた。
今だって、ライブはとても楽しみな予定ではあるが、
それ以外の日常がつまらないかといったら、そうじゃない。
「楽しい日常の一部にライブもある」
そんなかんじがしている。
だから、今回は、行きも帰りも変わらず、
歩道橋を歩くわたしの気持ちはとても軽かった。
その歩道橋の上から撮った、横浜アリーナ!
それは、今、会社員をしていないからとか、そういうことじゃない。
むしろ、そんな外側で決まるものじゃない。
じゃあ、この変化はどこからきたのか?
それは、完全に外側に向き切っていたベクトルを、
自分(内側)に向けたからに他ならない。
ほんの少しだけ、最初は本当ほんの少しだった。
そしたら、そこに楽しさがあった!
自分を知るという楽しさが!
もう外側なんて見ている暇がなくなった!
楽しさを外側に求めるから長続きしなかったんだ。
内側を見れば、絶え間ない楽しさで溢れていると気づいた。
楽しさの概念すら変わってた。
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