わたしは、よく息子と一緒にイオンモールに行きます。
息子の有り余りまくりの体力を発散させるには家ではもの足りず、
かといって、外にずっといるのもしんどくて、
そんなときにイオンモールがちょうどいいのです。
思いっきり遊べるところがたくさんあるし、
万が一、おむつやおしり拭き、着替えなんかを忘れても、
すぐに新しいものを手に入れられる環境だし、
喉が渇いても、お腹が空いても、そこかしこですぐに満たすことができるし。
子連れの方も多いので、多少のことは大目に見てくれるし、
人が好きな息子は、他の子たちと一緒に遊べるのも嬉しいみたい。
自分がこんなにイオンモールにお世話になるとは思ってもみなかったけれど、
子育てをしてみると、ここのすごさを讃えずにいられない。
前置きが長くなりましたが、一昨日もイオンに行ってきたんですね。
館内の広場で盛大に遊びまくった後、
アイスを食べたいという息子とサーティワンに行きました。
3歳くらいの子ではあるあるなのかな?
息子はフレーバーではなく、色で食べるアイスクリームを決めます。
敬愛しているばいきんまんの影響で、笑、とにかく真っ先に紫を選ぶ。
昨日も、紫 × 白の組み合わせのアイスを指差して「これがいい」と言いました。
普段はね、大体息子の希望どおりにするんですよ。
でも、昨日は、それがあまり息子の好みそうにない味だったのと、
わたしが食べたいものがあった、かつ、それにも紫が入っていた、
更には、息子もたぶんそっちの味の方が好きだと思って、
「今日はこっちにさせて」と、わたしが選んだ方を購入することにしました。
そしたら、息子が機嫌を損ねてしまって…
「こんなのいらねぇ」(最近、こんな言葉遣いばっかする)
「しろいやつがいい」(紫 × 白のアイスクリームのこと)
って言い始めたんですね。
だからね、ランチを終えた後だったから、
一人一つ食べるほどの胃袋の余裕はなかったんだけど、
「仕方ない、(息子リクエストのものを)追加で買うか」と思ったのも束の間、
よくよく見ると、ばくばく食べているじゃあありませんか!!!
そう、言葉は平気で嘘をつく。
「やっぱ龍馬くんが好きな味だと思ったんだ〜。美味しいでしょ?」と聞くと、
「おいしくねぇ」とか言って、アイスの入ったカップを突き放そうとするんだけど、
口まで運ぶと嬉しそうに口を開けたり、自らスプーンを持って食べたりしてるんですよね。
ハロウィン限定フレーバーの「スウィートポテマロパンプキン」🎃
言葉でそうは言っても、体は勝手に動いてしまう。
本当はいらなくなんてないのだ。
本当は美味しいのだ。
ただ、そうしたくなる息子の気持ちもわかるんです。
本当は自分のリクエストが通らなかったことが不満なだけなんだけど、
目の前のアイスクリームにまで文句をつけたくなる。
美味しいのに、「美味しくない」と言ってやりたくなる。
こういうときは、目の前のものを美味しいと感じる気持ちと、
希望が叶わなくて悲しかった気持ちは別々に持っておくといいと思うの。
リクエストが通らなかったからといって、
美味しいと感じているものまで「美味しくない」と突き放さなくていい。
そんな話を息子にしつつ、
わたしもわたしで希望を叶えてあげなかったことに「ごめん」という思いがあったので、
「今回はママが選んだから、今度は龍馬くんの選んだものにしようね」と伝えました。
そしたら、息子の気持ちも落ち着いたようで、「うん」と言っていた。
「りょうまくん、しろいのがたべたかったな」と伝えてくれた(本当ごめんね、涙)。
3歳、わたしが思うよりも大人だな。
ここで泣き喚いてひっくり返らなくなったことに成長を感じた。
そして、「よし、次は息子の選ぶものにしよう!」と心に誓うのでした。
まぁ、大人でもあるよね(ってか、大人の方があるのかも)。
気になるのに、本当は気になって仕方ないのに、そんなことないふりしたり。
そういうとき、言葉なんかよりも、体の反応の方が断然真実味がある。
悔しい気がしても、それを素直に認めた方が、何やかんや人生うまくいくんだよな。