「自分の中にしか答えはない」
ノートを続けていて、嫌というほどわかってきたことです。
焦っているとき、不安になっているときは、
大抵、自分の声を聴かずに、外に答えを求めている。
ノートは「茶道」に似ていると、つくづく思う。
2013年の6月に撮った、「清澄庭園」の写真を引っ張り出してきた、笑。
ブログの内容にも、時期的にもぴったりで満足♡
最近、1年半ほど前に観た、
という映画を思い出す機会がありました。
『日日是好日』は、一人の女性がお茶に出合い、精神の成長を繰り広げていく物語。
映画を観たときに書いたブログです(☝︎)
当時も、なーーーんとなく感じていたけれど、
今、まさに、この作品で言わんとしていることと、
ノートから感じることが重なって、心が震えました。
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「お茶はね、まず『形』なのよ。先に『形』を作っておいて、
その入れ物に、後から『心』が入るものなの」
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(引用:森下 典子『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』)
ノートも、とにかく何でも書くから見えてくる。
まずは、書く!
いいから、書く!!
毎日、何かしら書く!!!
今の自分の、重要か重要でないかの判断は当てにならないので、
何か重要そうなことがあったら書くのではなくて、
たわいもない(と思っている)ことも書いてみる。
書き出してみると、
「あっ、わたし、こんなこと思ってたんだ…」
「あれ、ずっと的外れなことしてたんだ…」
と、思いも寄らない、大切なことに気づくことがある。
というより、そんなことばかり♡
なのに、
「流れを全て把握しないと書けません!」
「現実が変わるって確信が持てないと始められません!」
と、書くことすらしない。
ノートを書いていても、
「これで合ってる?!」
「これでいいの?!」
「こんなんで進んでるって言えるの?!」
「現実はちゃんと変わるわけ?!」
って、脳のおしゃべりがうるさいから、
自分の中から聴こえてくるはずの声も聴こえない。
で、結果、焦る!焦る!焦りまくる!
どんどんどんどん視点が小さくなって、
脳の暴走に歯止めが効かなくなる。
本当の自分が別にいることも忘れて、
すっかりその暴走に飲み込まれて、また迷子になる。
遠回りなんです、それ!
全ての答えを知っている「本当の自分」と繋がる、
こんな近道が用意されているのに、
そんなことも忘れて、わざわざ遠回りしているんです。
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「ほらね、頭で考えなければいいの。
もっと自分の手を信じなさい。」
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(引用:森下 典子『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』)
『婦人画報(2018年10月号)』の中で、
樹木 希林さんが、対談相手の黒木 華(はる)さんに
向かって話した、こんな一言があります。
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今回は撮影のために習ったことを演じるだけで、精一杯だったでしょう。
でもお茶を続けていけば、黒木さんだったら自分の好みというものを選び取れるようになれますよ。
そしてお茶を飲んで、ああ解放されたって気持ちになれるのでしょうね。
神髄はすぐにわからない。時間をかけなければわからないものです。
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ノートも続けていけば、必ず、
誰でも「自分の好み」を選び取れるようになる。
頑なに握りしめ、自分を窮屈にしていた、
不要な思い込みたちを手放して、
「ああ、解放された〜」
という気持ちを味わえる。
すると、これまで「理想の世界」だと思っていたものが、
びっくりするほどのスピードで、現実として目の前に現れる♡
最初から「神髄」をわかろうとしなくていい。
そんなのわかりっこないから!
「神髄」をわかってから始めるなんて不可能だから!
始めるから、続けるから、わかってくるものだから!
まずは、「形」を倣(なら)って、
「自分を信じ」て、書き進めていけばいい。
そこに、「心」が入ってくる。
そして、毎瞬毎瞬、小さいかもしれないけれど、
必ず「わかる」ことがある。
それが、いつの間にか、
ものすっっっごく大きな「わかる」になっている♡
焦ったら、不安を感じたら、
今すぐどうにかしてこの現実を変えたいと思ったら、
「そんなふうに感じている自分がいるな〜」
と眺めてみること!
焦りも、不安も、現実を変えたい気持ちも、
決して悪いことではないので、
小手先で無理矢理どうにかしようとするんじゃなくて、
そこから聴こえてくる、
「本当の自分」の声に耳を澄ますこと!
これが、一番の近道です♡
『日日是好日』の小説に、最近、Kindle版が出たので、
早速ダウンロードして、これから読むところです〜。
小説も素晴らしいと聞くので、すごく楽しみです♪
そういえば、わたし、高校生の頃、茶道部だったんだわ、笑。