一昨日まで京都にいて、
グルメの旅と、
カメラの勉強の合間を縫って、
を観てきました。
香港でお世話になっているお姉様が、
「クイーンのこと
好きとかちゃうかったけど、
あの映画はよかったわ~」
関西弁合ってるかな?
って教えてくれて、
気になっていたところ、
他にも、
「何度も観に行っている」
という友人がチラホラ。
「あの映画は、映画館で見るべき」
というアドバイスもあり、
今回、京都に行くタイミングで、
絶対観に行こう!
と、決めていたのです。
結果、
映画館まで行って大正解!!!
ライブシーンは、
特に、迫力がすごくって、
思わず、手拍子をして、
頭や足でリズムを刻んでいたけれど、
そういえば、
ここは、映画館であって、
スタジアムではないんだよなー、
なんて感覚になるほど。
クイーンの曲を意識的に
聴こうとしたことはないけれど、
その存在はもちろんのこと、
映画の中で流れる、
ほぼ全ての曲がわかったから、
「伝説のバンド」
と聞いて頷ける。
むしろ、あんまりご本人たちのことを知らないから、
比較のしようがなくて、よかったのかも。
ものすごい高揚感を
与えてもらえる映画!!!
ただ、
あれだけの「才能」と、
いわゆる「成功」と
呼ばれるものを手にしながら、
常に、「コンプレックス」と
「孤独」に苦しみ、
「アイデンティティー」と
「愛」を探し続けた、
フレディ・マーキュリー
の姿を見せられると、
どんなに偉大な人でも、
自分が手にしているものには
簡単に気づけないのだなと、
妙に悲しくなったりもした。
奇遇にも、京都を一緒に回った友人との、
おしゃべりのテーマもこれだったなー。
結局、彼は、
「死」を間近にしたときに、
自分に与えられた「才能」や「役割」、
「大切な人たち」が周りに
いてくれたことに気づくのだけど。
そして、そう気づいたときに、
更なる「輝き」と「魅力」を発揮して、
世界中を巻き込んでいくんだけどね。
死ぬ直前だなんて、あんまりだ…
そういう紆余曲折や葛藤、
儚さがあるから、
深みも増すのだろう。
そして、こんなふうに、
立派な映画になってしまうような
人生が送れるのかもしれない。
でもさ、
どこか必要以上のスピードで、
魂を燃やしている気がして、
切なくなっちゃうんだよねー。
もう輪廻転生しないんじゃないか、
って思うくらい。
輪廻転生するか
どうかは置いておいて、
切なさや悲しさなんかも引っくるめて、
その姿に胸を打たれる、
ものすごいエネルギーの映画。
そろそろ終わりに
近づいているかもしれませんが…
ここは敢えて、
声を大にして言いたい!
映画館に観に行くべきだ!と。
そうそう、
昨日は、猫の日だったから、
最後にちょこっと追記♡
映画の中にも出てくるけれど、
フレディ・マーキュリーは、
大の愛猫家だったんですね。
ツアーに出て、
家を空けているときも、
毎日、おうちに電話をして、
1匹ずつ代わり番こに
おしゃべりをしていたんだとか。
「愛しきデライラ(Delilah)」
という、飼い猫ちゃんのために
捧げられた曲もあるほど!
猫と芸術の相性は、
本当にいいなと思うし、
最近、訃報のニュースで世界中が悲しみに暮れた、
カール・ラガーフェルド氏もそうね。
わたしも猫が大好きだから、
ちょっと嬉しい
気持ちになったりする。
が、映画館からの帰り道、
興奮冷めやらぬ、
わたしの両手にぶら下がっていたのは、
スーパーの袋に入った、
大量の猫砂(トイレのやつね!)で、
あまりの芸術とはかけ離れた姿に、
ちょっと笑えてきてしまったよ。
イヤホンからは、バッチリ、
「ボヘミアン・ラプソディ」
が流れていたけれどね〜♪笑。