「一年前の今頃は、フランスにいたんだな〜」なんて思い出して、

同時に、フランス旅行記が途中だったことも思い出した、汗。

 

完結させずに、一年が経ってしまったなんて…

 

 

自分の中で、

 

「ここに行きました」

「こんなところで食事をしました」

 

みたいな記録に、あまり興味を持てなくなっているのも、

旅行記が進まない大きな要因なのだが、笑。

 

 

この一年で、大きく状況は変わったんだなぁ。

 

まさか、このときには、

気軽に観光ができなくなるなんて思ってもみなかった。

 

 

ただ、こういう状況になったおかげで、如何に自分が、

 

「今」に、

「ここ」に、

「自分自身の中」に、

 

光を見出していないのかも、

よーーーくよーーーくわかった気がします。

 

 

☞『コロナが与えてくれたもの① 今までの生活や考え方を強制的に疑う機会

☞『コロナが与えてくれたもの② 自分の存在をとことん感じる機会

 

 

少し前に、どこかで、

 

「観光とは、光を観ることだ」

 

という記事を目にしたんです。

 

 

個人的な解釈だけど、

その場所に光があるわけじゃないんですよね!

 

いつでも、その場にいるわたし自身の中に光がある!

 

 

どこかに光があると信じて、それを求めて動き回っているのなら、

それは、ただの「刺激」という幻なのであって、

自分自身の魂の輝きにはならないんだろうと思います。

 

わたしは、そんな観光をずっとしていたのだと、

この一年で思い知らされました。

 

 

少しずつ各国の規制が緩和されて、

再びいろんな国々との行き来ができるようになったとき、

わたしは、また違った意味での「観光」をするのだろうと、

そんなふうに感じているのでした♡

 

 

と、前置き長過ぎ問題が勃発しましたが、笑、

当時のノートに書き留められていたことを元に、

北フランス旅行のつづきを書いていきます。

 

 

09:00 ドーヴィル発

11:45 サンマロ着

 >> サンマロ見学、昼食

14:30 サンマロ発

 >> モン・サン=ミシェルへ

15:15 モン・サン=ミシェル着   ← 今日はここ!

 >> モン・サン=ミシェル見学(大沢さんガイド)

17:30 サービス終了

 >> モン・サン=ミシェル泊

 

 

 

 

いよいよモン・サン=ミシェルーーー♡

 

 

なのだけどね、笑、

実は、その前に立ち寄ったサンマロがあまりによくって、

全体的に霞んで見えたことを先に伝えておきます。

 

 

フランスの地方を巡る #09 〜 立ち止まることの大切さを知れる場所「サンマロ」 〜【北フランス】

フランスの地方を巡る #10 〜 フランスイチ美味しかった食事♡「サンマロ」のガレットを食べずに死ねない♡ 〜【北フランス】

 

 

ピークのシーズンではなかったし、

閉館ギリギリくらいの時間に到着したのもあって、

人でごった返しているというようなことがあったわけではないけれど、

 

本来、修道院であるモン・サン=ミシェルも、

もはや、一大観光地と化していて、

そこで祈りを捧げる人なんてほとんどいないに等しいのか、

 

教会に足を踏み入れたときに感じるような、

澄んだ空気感は全くと言っていいほどなかった。

 

 

目の前の鳥居に思わず笑ってしまった、ジャパニーズなわたしたち。
厳島神社のある、広島県廿日市市と観光友好都市なのだそう。

 

 

ただ、これを13世紀には完成させていたというから、

その技術には、本当ーーーに驚くばかり!

 

もちろんエレベーターやエスカレーターなどはなく、

ただひたすら階段を上っていくので、

ここを訪れるなら、体力のあるうちをおすすめします。

 

 

水面に映る影。
ちゃんとモン・サン=ミシェル。

 

 

そして、とにかく長い!広い!

 

ルーヴル美術館」のときにも感じたことだけれど、

建築に詳しい人、歴史に詳しい人ならともかく、

なーーーんにもわからないまま回るのは避けた方がよさそう。

 

何世紀にも渡って、増改築を繰り返されてきたので、

そのエリアエリアによって、建築様式が全く異なります。

 

 

ガイドをしてくれた大沢さんがいなかったら、

「ふーーーん」で終わってしまっていたに違いない、笑。

 

 

今回も、「パリランデヴー」の大沢さんのおかげで、

 

建物のどこを注目して見たらよいか、

それぞれのエリアがどんなふうに使われていたかがわかって、

 

修道士たちが、ここで生活をしていた様子が、

ありありと目に浮かぶのでした。

 

 

窓、柱、天井のかたちによって、いつ頃建てられたのかがわかるそう。
回廊の装飾も、非常に細かく、美しかった。

モン・サン=ミシェルは、大天使ミカエルが、司教オベールに、
現在の場所に礼拝堂を建てるようお告げをしたことから始まりました。
モン・サン=ミシェルを訳すと、「聖ミカエルの丘」です。

 

 

石造りで、可愛らしい街並みも、

シーズンではないからなのか何なのか、

あまり活気はなく、再訪することはなさそう(ごめん)。

 

 

でも、「来なきゃよかった」ってことではない。

 

実際に訪れなければ、モン・サン=ミシェルを前に、

こんなふうに感じるわたしがいると知ることもなかった。

 

 

非常ーーーに月並み過ぎる言葉だけど、

やっぱり本やインターネットで見ているだけではわからない、

その場でしか味わうことのできない感覚ってある!

 

 

 

 

 

モン・サン=ミシェル(Mont Saint-Michel)

住所:50170 Le Mont St-Michel, France
ウェブ:http://www.abbaye-mont-saint-michel.fr/
地図:https://goo.gl/maps/R526H6VoWkFUqHmS7

* 「地図」には、Googleマップのリンクを貼っております。
気に入ったもの、気になるものがございましたら、
ぜひ場所を保存などして、観光ルートを考える際にお役立てください。
* 投稿時の情報のため、変更になっている場合もございます。